【レビュー】空飛ぶタイヤ観てきました
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こんにちは!なのです(*'ω'*)
タイトル通りなんですが、『空飛ぶタイヤ』を観てきました\(^o^)/
コナンの『ゼロの執行人』の予告映像の時に流れてきてからずっと気になってました!
3執行されたんですが、都度観たいなーと思ってたので仕事おわりに観に行ってきました♡
映画館で映画を見るとこういう連鎖反応があっていいですよね!
テレビの映像じゃ面白そーと思ってもまあ実際見に行かないことの方が多いので(笑)
ここから先はとてもとても【ネタバレ】含みますので、無理な方は自衛お願いします。
まず、面白かったです!!
池井戸作品ならではの熱さが、この作品にも注がれていて観てるこちらまでぐう〜と入り込んでしまう熱量です。
どの作品もそうですが、安定→トラブル→ヤバイ!→光が見えた→窮地→もうだめだ…→大団円
ハッピーエンドの場合はこういう波がありますよね。
これもまさにその通りなんですが、定石でも面白かったです!
ストーリーは長瀬くんが2代目の社長を務める運送会社のトラックが急に脱輪し、
そのタイヤが通行人に衝突し、事故死してしまいます。
その原因を調査しながら中小企業が巨大な会社に立ち向かうというものです。
長瀬くんが演じる社長さん、人情味があってすごくステキな社長さんなんです!
最初は脱輪したと発覚したときには若い整備士の杜撰な整備を疑いますが、実は誰よりもきっちり仕事をしていて他の人がしないようなところまで点検している仕事熱心な青年だったんですよね。
ここで格好いいのが決めつけて非難してしまったことを、きちんと部下相手に頭を下げて謝罪するところです!!
間違ったことをしたら謝る、という誰でも知ってることって大人になると出来なくなる人が本当に多くなります。
今回の結果にもつながるところもあるんですが…
絶対に整備不良ではないと信じていますが、脱輪した自動車メーカーの調査では「整備不良」という結果が来ます。
ここから長くてしんどい戦いが始まるんです…。
新聞沙汰になったことから取引先から縁を切られたり、銀行からの融資を断られたり…
融資切られると会社の運営が立ちいかなくなるので、資金繰りと再調査を依頼することに奔走が始まります。
調査の担当者がディーンフジオカなんですが、初めは大企業の嫌な奴なんです。
長瀬くんがどんなに電話しても電話にも出ず、対応すらしてくれないんですよ!!
でも社内でこの件に関して違和感を感じてからのディーン様はカッコいいです!
社内で顔が広い同僚のムロツヨシや調査を行った品質管理部の中村蒼と一緒に内部告発を企てます。
長瀬くんは長瀬くんで同じような事故を起こした運送会社に話を聞いて
これは偶然の事故ではなく、品質の問題ではないかと疑い始めます。
同じ頃週刊誌が今回のことを聞きつけ動き出します。
その記者の小池栄子と大学の友人だったのが、その自動車メーカーのグループ会社の銀行の融資弾頭の高橋一生です。
この二人の働きかけもあり、リコール隠しを公にできる!と光が見えましたが…
そうは上手くいかないんですよ。長いものに巻かれた週刊誌が掲載を見送り、すべて無かったことにされてしまいます。
そして今回の黒幕の腹黒い策略によって、また長瀬くんと上手く話をつけれらなくて一旦は告発を放棄してしまいます。
週刊誌に情報をリークした品質管理部の中村蒼は大阪に左遷、長瀬くんが知らないところで奮闘していた人たちも身動きが取れなくなってしまいます。
そのうえ融資を止められたことによる資金繰りの問題や、被害者からの訴え、子供が学校でイジメられるなど
四面楚歌状態でもうダメかというところまで追い詰められました(〒_〒)
この辺りは見てるだけで辛かったですね…。
でも週刊誌記者の小池栄子から今まで同じ自動車メーカーで事故が発生した会社のリストをもらい
何か掴めないかと話を聞くために全国を飛び回ります。
そこで富山の会社の存在を知ります。
そこで整備を担当していた佐々木蔵之介が現状を打破する鍵を持ってるんですー!!!
その切り札を手に、整備不良と決めつけていた警察に働きかけます。
ディーン様は大阪に行くことになった中村蒼から、別の切り札を託されます。
内から外から。
ついに巨大な組織をメスを入れることができ、真相も解明され黒幕も逮捕というスッキリしたエンディングでした\(^o^)/
私は観るまで長瀬くんとディーン様が共闘するのかと思ってたんですが、まったく違って。
むしろ長瀬くんからするとディーン様は憎い相手なんですよね。
だから内部告発をしようとしたことも、この事故の原因を自分なりに何とかしようとしてることも知らないまま終わるんですよ。
あと高橋一生もすごくいい役所で!
表立って何か行動を起こすわけじゃないんですが、策士!という感じで(*'ω'*)
小池栄子が「そういう戦い方もあるのねー」と高橋一生に言うセリフがあるんですが、まさにそんな感じです。
あと個人的にカッコいいなと思ったのが、長瀬くんの妻役の深キョンですね!
夫を尻に敷くようなタイプの女性ではないですが、芯が強くて。
長瀬くんの心が折れそうな時にそっと力を貸してくれるようなかっこいい奥さん役なんですよ!
子供が殺人者の息子だと学校でいじめられるんですよ…。裏サイトでも。
それで数人相手に息子が喧嘩をするんですが、それでも裏サイトの書き込みは増すばかりで…
でもここからがカッコいい!クラスメイトの家を一軒ずつ回って「御宅のお子さんはこんなこと書き込んでないでしょうね!?」
と言ってたらスレット自体が炎上して閉鎖になったの!
って言い放つところはなんてカッコよくていい女なんだろう!と思いましたねꈍ .̮ ꈍ
あんな奥さんになりたいわーと思いながら見てました!
あと個人的にですが、刑事役で寺脇康文が、常務役で岸部一徳が出ていて初期相棒ー!!
ってテンションが上がりました\(^o^)/
斜め前に座ってたお姉さんも同じこと言ってました(笑)
いやもう孤軍奮闘のシーンや被害者の夫から糾弾されるシーンは本当に心がぎゅっと締め付けられる思いでしたが
人としてのかっこよさが十二分に出ている映画でした!
人として立派であることと、経営者として立派であることは違うという矛盾や
守りたいと思ってる社員からも非難されたりというシーンはしんどいですが…
どんなに大きな障壁でも自分が頑張り続けたら味方になってくれる人がいる、
むしろ知らないところで動いてくれる人もいるかもしれないという希望が持てる映画でしたね!
逆に企業の隠蔽体質や、姑息さや一向に変わらない体制という現実の嫌な部分も描かれていて
「そうだよなーそんなもんだよなー」って思う部分もありましたし。
最後に言いたいのが、男前がいっぱい出てきて眼福でした!!!
なんかみんなイメージ通りのイケメンでしたね!
長瀬くんは感情むき出しで熱くて、みんなを引っ張っていく男らしいリーダータイプだし、
ディーン様はクールで結婚を人生最大の失敗だったとか言っちゃうけど、実は内側では熱いし、
不正や悪いことは糾弾すべきって思って正々堂々戦うタイプだし
高橋一生は表立って攻撃するんじゃなくて、武器を奪って敵の身動きを取れなくしてしまうタイプ
やり方は違っても悪に立ち向かうかっこいい男達でした(⌯︎¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧︎
いやー見てほしいなー!邦画で久しぶりにいい!って思いました!
UーNEXTでそれぞれのドラマとか漁るぐらいにはまりましたw
それでは今回はこの辺でー!また次の記事で会いましょう♪